『ミツコ』とともに、ゲランの代表的な香水として『シャリマー』があります。
『シャリマー』は、『ミツコ』に続いて1925年に発売されました。
『シャリマー』とは、インドのサンスクリット語で「愛の殿堂」という意味があります。
古代インドのラホールの魔法の園が、ジャハン王の手で、愛妻である麗しのムンタスとの愛をひそかに営むために作られたといわれています。
『シャリマー』は、東洋的な樹皮・樹脂などの植物性のトップノートに、アンバーをベースにした香水で、魅惑の香調を醸し出しています。
『シャリマー』も『ミツコ』同様、発売されてすぐに絶賛を浴びることになりました。
『シャリマー』は、今なお賞用されているゲランの至宝の香水の一つといえます。
ゲランの名高い香水としては他に、『ルール・ブルー』、『リュウ』、『夜間飛行』、『ベチバー』、『シャマード』などの秀逸といえる香水があります。