ゲランの香水の代表作「ミツコ」」


ゲランの香水の代表作「ミツコ」

ゲランの代表的香水である『ミツコ』は、1919年に発売されました。

創ったのは、ゲラン家の3代目のジャック・ゲランです。

香水の香り(香調)も、代々ゲラン家の伝統的な香調を基本にしており、従来の香水の古典的なシプレの処方を踏まえ、その上に時代感覚を付加した香水となっています。

ジャック・ゲランは、『ミツコ』の処方を彼の最も得意としていた、また精通していたモスとフローラルのノートを配して、それらの香調と調和させるため、アンバーを香水の原料として使用しました。

『ミツコ』の香水としての原料には、慎重にかつ大胆に、多くの天然樹脂類が配合されています。

『ミツコ』には、オリバナム、ガルバナム、沈香エキスなども含まれてます。

『ミツコ』というネーミングも、その香調に非常にマッチしています。

『ミツコ』のネーミングは、1905年の日露戦争のおり、夫の体面を捨てて、祖国日本の軍略に従った日本の海軍軍人の魅力的な妻の名に由来します。

『ミツコ』ほど、男女共に魅力を与え、活力を与え、思慕を与える名香といえる香水は他にないとまでいわれています。

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